代表候補者の初期人選名簿の確定の段階いおいては、選挙機関・党組織は、考査の状況と代表の構成の要求に基づき、人選名簿の集団での研究と提出を行い、公示を通じて末端の党組織や党員、大衆の意見をさらに聴取する。
代表候補者の予備人選の確定段階においては、調整と検討を通じて、民主を十分に発揚し、大衆路線を歩み、投票方式で代表候補者の予備人選を確定し、党内民主に重要なモデル効果を及ぼす。
会議選挙段階では、「差額選挙」(候補者数が当選者数を上回る選挙方式)を実行し、差額の比率は15%以上とする。同時に、候補者紹介の方法を改良し、候補者に対する選挙人の理解を増進し、選挙人が真にその意思を表明し、民主的な権利を自ら行使するための条件を整える。
以上のプロセスからは、党内民主がすでに、中国共産党第19回全国代表大会の代表選挙のあらゆる面に貫徹されていることがわかる。一人の代表の選出にあたっては、▽末端の党員の投票による選挙を経て、▽組織部門と規律検査部門の審査を受け、▽規律・法律違反の手がかりの通報を受け、問題のある候補者の指名を防止し、▽上級党組織の責任者と下部機関・党組織の責任者、同級指導グループのメンバーの意見を募る――ことが求められる。何重ものプロセスを経て選出された中国共産党第19回全国代表大会代表は、幅広い共産党員の利益を代表できるものと言える。またこのような選挙制度は、党内民主制度の優越性を十分に体現したものとなる。
こうしたすべては中国共産党の制度レベルでの自信を体現したものである。このような民主制度の制定と実施を通じて、党員全体の要求を最大限に満たすことが保証され、党集団の先進性と純潔性が組織面から保障され、全国の人民の幸福な生活の創造を中国共産党が引き続き指導していく条件が整えられた。(作者:李寧。中央党校科学研究部科学研究協力処副処長・研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月25日