ロシアの『スプートニク』の9月23日の報道によると、ユナイテッド・エンジン・コーポレーション(UEC)広報部門は、同グループが中航商用航空発動機有限責任公司と中ロの未来型ワイドボディ機を開発することで協力協定に調印したと発表した。
ロシアの軍事専門家ワシリー・カシン氏はこれについて、「両社の協力は極めて重要な産業連盟になり、両国経済の相互依存を強め、中ロ間の貿易額を大幅に増やす可能性がある。しかし、この目標を達成するのに少なくとも15~20年かかる」と述べた。
ロシアはすでに中国側の人員をPD-35エンジンの開発・生産に招き、航空機エンジン製造専門家の育成の面で中国を支援しているという。モスクワ航空学院と上海交通大学はUECの支援のもとで、グループの要求に基づき未来のエンジン専門家の育成計画を実施している。敏感な航空機エンジン製造分野の発展に向けた協力は、両国間の相互信頼が深まっていることを意味する。
『イズベスチア』は2016年9月27日、開発者の推算によるとPD-35の開発費は28億ドルで、推力が35トンに達するPD-35はロシアが開発する史上最大のエンジンになると伝えた。ロシアは2023~25年にC929大型旅客機の試作機第1号を完成させ、中国で組み立てる計画。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月26日