インターネット上のある分析によると、9月に予定通り空母の係留試験を行うことができれば、11月には海上試験を実現できるという。李氏によると、通常のサイクルに従えば、中大型空母は進水から海上試験まで一年前後かかる。この時間で計算すれば、国産空母は4月に進水しているため、海上試験は来年年初頃になると考えられる。
だが李氏は、動力や通信、レーダー、ナビゲーションなどの航海設備の設置と調整がすめば、海上航海を前倒しで行う可能性もなくはないと指摘する。係留試験が終わった後、11月に海上試験が行われるというインターネット上の予測もありえないこととは言えない。ただここで言われる海上試験は、空母の関連システムの性能を試す基本的な試験であり、その後にさらに、国家レベルの海上試験と検収を行って初めて、海軍への引き渡しが実現する。通常のサイクルに従えば、国家レベルの海上試験の完了から就役までは一年前後の時間が必要となる。ただ例外もあり、例えば米国の空母は海上試験から就役まで数カ月しかかからない。そのため進度が速まり、前倒しされることもあり得る。ただ全体としては、科学的な法則にのっとって事を進める必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月30日