中でも、ティルトローター機の設計には飛躍が見られ、ヘリコプターのように離着陸できるが、通常のプロペラ機のような飛行もできる。初代軍用ティルトローター機であるMV-22「オスプレイ」輸送機は1989年に初飛行。前世代のCH-46「シーナイト」輸送ヘリコプターと比べ、「オスプレイ」は飛行速度が速く航続距離が長いという特徴があり、海兵隊から評価されている。
FVLの中型計画は、「ブラックホーク」に代わるチームまたは地上部隊輸送用の新型機を製造するというもの。それがベル・ヘリコプターの初級機種V-280「ヴェイラー」であり、同機は「ブラックホーク」と「オスプレイ」の子供のような外観となっている。同機は過去20年間のティルトローター機技術の発展を生かし、「オスプレイ」が海兵隊で担っていた役割を果たすことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月12日