「中国で近年最も重要な会議となる」。「第19回党大会は現在の世界で一番重要な政治的事件と言える」。「中国共産党による党大会の開催は世界のその他の地域にとって何を意味しているのか」。中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が18日に正式に開幕しようとする中、大会をめぐる議論が世界中で激しさを増している。
「第18回党大会から現在まで、中国は非常に際立った発展を遂げてきた。第19回党大会後、中国が、中日韓3カ国の自由貿易協定を早期に推進できることを願っている」。日本国際アジア共同体学会の学術顧問を務める中川十郎氏は『環球時報』記者の取材に対し、大会に向けた希望を語った。ドイツ・ベルリンの中国問題専門家のフロリアン・ルーペは『環球時報』記者に対し、西側だけでなく新興国家も中国に大きな期待を持っており、欧米は中国経済がさらに開放的となることを望んでいると語った。
「中国の過去5年の発展をどう見るか」? BBCはこのほど、この問題をめぐって、海峡両岸(大陸部・台湾地区)と香港地区の民衆と学生を取材した。大陸部によく旅行に行くという香港市民の廖さん(女性)は、中国大陸部では高速鉄道で各都市が連結され、各地方が急速に発展しており、「以前に行ったことのある場所も見違えた」と語った。
反腐敗は多くのメディアが強調しているポイントだ。16日の『日経アジアンレビュー』によると、先週閉幕した中共第18期中央委員会第7回全体会議のコミュニケは、過去5年は「極めて非凡」な5年であったとしている。過去5年の間に多くの官僚が反腐敗闘争でつかまった。「トラもハエもたたく」という取り締まりでは、高級官僚も下級官僚も対象となった。最新の統計によると、副部級以上の官僚280人と司局級官僚8600人が調査を受けた。
強軍改革の飛躍的な前進から、東中国海への防空識別圏設置、アジアインフラ投資銀行の設立、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアティブへの幅広い呼応まで、中国はここ5年で多くの賞賛すべき成果を収め、中国の主導権を拡大しただけでなく、社会の信頼感も高めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月18日