河北省承徳市北部の塞罕壩は、かつて「飛鳥に止り木なく、黄砂が天日を遮る」荒れ山だった。塞罕壩の人々は半世紀余りの刻苦奮闘を経て、100万ムーの人工樹海を造り、北京と天津のために防砂と水源の「緑の長城」を築いて、エコ文明建設の模範となる成功例を創った。(人民日報 史自強記者撮影)
中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が24日、北京で閉幕した。党大会報告は、今後中国が4つの機関を新設することを明らかにした。全面的な法に基づく国家統治中央指導グループ、国有自然資源資産管理・自然生態監督管理機関、退役軍人管理保障機関、国家・省・市・県監察委員会だ。人民日報が伝えた。
(1)全面的な法に基づく国家統治中央指導グループ
党大会報告第6部「人民が主人として参加する制度システムを整備し、社会主義民主政治を発展」は「全面的な法に基づく国家統治は国家ガバナンスの深い革命であり、厳格な実行を堅持し、科学的立法、厳格な法執行、公正な司法、全民法順守を推進しなければならない。全面的な法に基づく国家統治中央指導グループを設置し、法治中国建設に対する統一的指導を強化する。各級党組織及び全党員は率先して法を尊び、学び、守り、用いる必要がある。いかなる組織または個人も憲法・法律を超越する特権を有してはならない」とした。
(2)国有自然資源資産管理・自然生態監督管理機関
党大会報告第9部「エコ文明体制改革を加速し、美しい中国を建設」は「エコ文明建設の全体設計と組織指導を強化し、国有自然資源資産管理・自然生態監督管理機関を設立し、生態環境管理制度を整備して、全民所有自然資源資産の所有者の職責を統一的に行使し、全ての国土空間の用途規制と生態保護・修復の職責を統一的に行使し、監督・管理都市・農村各種汚染排出・行政法執行の職責を統一的に行使する。国土空間開発保護制度を構築し、主体機能区関連政策を整備し、国立公園を主体とする自然保護地システムを構築する。生態環境破壊行為を断固として阻止し、処罰する」とした。
河北省承徳市北部の塞罕壩は、かつて「飛鳥に止り木なく、黄砂が天日を遮る」荒れ山だった。塞罕壩の人々は半世紀余りの刻苦奮闘を経て、100万ムーの人工樹海を造り、北京と天津のために防砂と水源の「緑の長城」を築いて、エコ文明建設の模範となる成功例を創った。(人民日報 史自強記者撮影)