中国国際問題研究院常務副院長の阮宗沢氏は「中米高官級対話枠組みは幸先の良いスタートを切り、各分野で初歩的な成果を手にした。また年初に米国の新政権が発足した後、中米関係が安定的な過渡を実現するため重大な力を発揮した」と指摘した。
対話でウィンウィンを促進し、協力で未来を指し示す。
4つの中米高官級対話枠組みの順調な始動と初歩的な成果獲得は、「協力こそが中米両国にとって唯一正しい選択」という深い道理を裏付けている。対話と意思疎通によって始めて両国の相互信頼を促進し、ウィンウィンを実現することができる。
阮氏は「未来を見据え、我々は中米がいかに協力を推進するかだけでなく、両国がいかに食い違いをコントロールするかに注目しなければならない。4つの高官級対話枠組みは、両国が食い違いを対話ルート内に置いて管理し、意思疎通と交流により対抗と衝突を回避することを促す」と話した。
ソフトパワーという概念を打ち出した、ハーバード大学ケネディスクール教授のジョセフ・ナイ氏は「中米両国の意思疎通と対話が増えるほど、相手側に対する過度に消極的かつマイナスな憶測を回避できるようになる。中米両国が相手国への魅力を高めることができれば、両国とも大きな利益を手にすることができるだろう」と述べた。
トランプ大統領は8-10日に中国を公式訪問する。中国外交部の鄭沢光副部長は「訪問期間中、両国首脳は各分野の重点協力内容をさらに明確にする。次の段階に、双方は各クラスの交流を展開し、高官級対話枠組みの力を十分に発揮する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月8日