習近平国家主席の招待を受け、ドナルド・トランプ米大統領は8-10日にかけて中国を公式訪問する。これは中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の閉幕後、中国にとって初となる公式訪問だ。
習主席とトランプ大統領は3回目(北京では初)の首脳会談を開く。両国首脳は中米関係と共に関心を寄せる重大国際・地域問題について深く意見交換する。中国と米国は世界の重要な大国であり、国連常任理事国でもある。両国首脳会談は世界の注目を集める。
中米が新型大国関係を構築
訪中はトランプ大統領のアジア歴訪の重要日程で、就任以降で最長の公式訪問となる。
2012年5月3日に北京で開かれた中米戦略・経済対話において、双方は中米「新型大国関係」の構築をテーマとした。新型大国関係は相互尊重、協力・ウィンウィンのパートナーシップを中心的特徴とする大国関係であり、台頭する国と既存の大国が衝突と食い違いを処理する新手段だ。
中米両国関係の発展は、地域安全と国際情勢の動向に重要な影響を及ぼす。崔天凱・駐米中国大使はインタビューに応じた際に「中米両国は最高レベルの戦略対話を行い、重要な共通認識を形成できるが、これは両国及び国際社会の利益に合致する」と指摘した。
崔大使によると、トランプ夫妻は大統領私邸「マール・ア・ラーゴ」で習主席夫妻をあたたかくもてなしており、中国側も「公式訪問+」の厚遇を用意する。公式訪問の規定の流れ、儀仗隊の検閲、正式な会談、国宴の開催の他に、両国首脳が最高レベルの戦略的意思疎通及び対話を行う十分な時間を確保する。またトランプ大統領と家族及び随行員に、中国の歴史と文化、中国人への理解を深める機会を与える。