世界の2大経済体が協力を拡大
中米両国は世界最大の2つの経済体であり、相互依存が深まり続けている。中米経済・貿易関係は近年、深化と発展を続けている。二国間貿易・投資が安定成長を維持し、高官級経済・貿易対話枠組みで大きな成果を手にしている。中米貨物貿易額は今年上半期、前年同期比9.8%増の2891億5000万ドルに達している。
中米両国は市場参入及び貿易バランスなどの問題について協議している。2017年4月の「マール・ア・ラーゴ」での首脳会談で、双方は中米経済協力「百日計画」をまとめ、今年7月にワシントンで開かれた「中米包括経済対話」で引き続き関連問題について議論した。
米華字紙・僑報は9月、「米中両国の国交樹立から38年に渡り、経済・貿易協力が紐帯となり、両国関係のバラスト、ブースターとしての力を発揮している。米中経済・貿易関係の重大な進展は常に、両国関係を新たな段階に押し上げている。米中関係の好転は常に、経済・貿易関係のブースターとしての力を不可欠としている」と論じた。
「習主席とトランプ大統領の今回の会談では、行動によりバラストとブースターの力に関する説明を掘り下げるだろう」
6日付シンガポール華字紙・聯合早報は「トランプ大統領の訪中には大規模な代表団が随行するが、最も注目されているのは米国経営者による経済・貿易代表団だ。双方は理想的な受注を手にしようとしている」と伝えた。
また米国の多くの専門家・学者・企業が、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブに強い興味を示しており、中国側と交流を重ねている。これらの交流がさらに深まり、中米双方が実務的な協力を展開することに期待したい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月8日