聯合ニュースの報道によると、青瓦台(大統領官邸)と韓国外交部報道官は24日、上述の報道を全面的に否定した。韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は24日、「THAAD」問題について中国軍側と対話する計画はないと語った。韓国紙『世界日報』は24日、「THAAD」問題をめぐる韓国政府の立場は、「まず首脳会談、その後に軍事協議」だと論じた。
中国のミサイル技術専門家で量子防務社の首席科学者である楊承軍氏は24日、『環球時報』記者の取材に対し、韓国メディアの報道は事実無根だとの見方を示した。これによると、中国側がこのように幼稚で滑稽な技術的な解决方法を提起することはありえない。例えばレーダーの遮断というが、中国の東北部や華北地域の方向を監視するかは、ボタン一つで変えることができ、遮断の有効性を保証することはできない。このような提案は操作性を欠いており、有效な監督や評価を行うこともできない。
楊承軍氏は、もし韓国が中韓関係を回復したいならば、実際の行動を取り、操作性のある形で善意を伝える必要があると語った。こうした善意は、韓国が外交ルートを通じて中国に約束したもので、いかなる時にもいかなる状況であっても中国を敵とせず、情報の疎通を強化し、いかなる時にも偶発的衝突が起きないようにするというものである。これには、「THAAD」の戦争準備態勢を引き下げ、これを作戦状態に置かず、指令待ちか通常稼動状態に保つことや、中国を偵察対象や作戦対象としないことを約束することなどが含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月27日