ハルトムート・ルーニンさんはドイツ出身の言語専門家で、ドイツと中国の放送局での勤務経験があり、現在は中国共産党中央編訳局の専門家。1995年、ルーニンさんは東洋の国への興味から中国に来て仕事に就いた。その後の22年間、彼の中国に対する情熱は変わらない。彼は中国の発展と変化に興奮を感じる一方で、東洋文化がもたらす異国風情も楽しんでいる。ルーニンさんは「ドイツに帰ると、北京の胡同の夏が懐かしくなり、中国に戻りたいと思う」と話す。
第19回党大会の翻訳 大変だが退屈ではない
2017年、ルーニンさんは外国人専門家として中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)報告ドイツ語版の翻訳と校正に携わった。改革開放以来、中国が外国人専門家を党代表報告の翻訳に招いたのは初めてである。これは中国の発展と開放の表れだと考えるルーニンさんは、「この変化は、中国の近代化が外の分野で発生しているだけでなく、内部の構造にも深く浸透していることを示す」と話す。
今回の翻訳の経験について、ルーニンさんは「第19回党大会の報告の翻訳作業は忙しいが効率的」と話す。ドイツ語翻訳チームには7人の中国人がおり、それぞれが手分けして報告を翻訳する。ルーニンさんは唯一のドイツ語専門家であり、中国人が翻訳した内容の正確さを維持するだけでなく、中国の特徴的な単語と比喩の適切なドイツ語表現を見つける必要もある。そのため、ルーニンさんはドイツ語チームの同僚とよく深夜まで作業したという。
しかしルーニンさんは、大変だが退屈ではなかったと感じている。報告の多くの内容、中でも貧困支援作業と小康社会の全面的な構築の部分に興味を持った。ルーニンさんは中国はこの2つの作業で大きな成果を上げたと評価する。中国に初めて来た時の情景について、彼は「当時最も印象を受けたことは北京の道路を多くの自転車が走り、車はほとんどなかったこと。ここの人は貧しいと感じた。でも、今はドイツに帰った時にそのような感覚になるだろう」と話した。
哈特穆特·吕宁(Hartmut Lüning)是一位来自德国的语言专家,曾先后在德国和中国的广播电台工作,现任中共中央编译局的外籍专家。1995年,吕宁出于对东方国度的好奇来华工作。在接下来的二十二年里,他对中国的热情有增无减。一方面,他因亲历中国的发展和变化而感到兴奋;另一方面,他也享受东方文化带给他的异域风情。吕宁说:“回到德国,我总是会怀念老北京胡同儿里的夏天。这是我总想回到中国的一个牵挂。”
十九大报告翻译:繁重但不枯燥
在2017年,吕宁作为外籍专家参与了中共十九大报告德文版的翻译和校订工作。这是改革开放以来,中国第一次邀请外籍专家参与全国党代会报告的翻译工作。在吕宁看来,这是中国进一步发展和开放的体现。他说:“这个变化说明,中国的现代化不仅发生在外部领域,还深入到了内部的结构层面。”
谈及此次翻译经历,吕宁说:“十九大报告的翻译工作是紧张而高效的。”德文翻译组一共有七名中国同事,每人负责翻译报告的一部分。吕宁作为唯一的德语专家,不仅要确保所有中国同事翻译内容的准确性,还要给报告中的中国特色词汇和比喻寻找合适的德文表达。为此,吕宁和德文组的同事们常常工作到深夜。
但对于吕宁来说,繁重的劳动并不枯燥。他对报告里的很多内容表现出了极大的兴趣,特别是其中关于扶贫工作和全面建成小康社会的部分。吕宁认为,中国在这两项工作上成就斐然。回忆起第一次来到中国时的情景,他说:“当时印象最深的是北京的街上有很多自行车,几乎没有汽车,感觉这里的人相对比较贫穷。但现在可能我回到德国反而会有这样的感觉。”
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月28日