国務院新聞弁公室、「中国の北極政策」白書を発表

国務院新聞弁公室、「中国の北極政策」白書を発表。

タグ:「中国の北極政策」白書

発信時間:2018-01-26 14:55:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国務院新聞弁公室は26日、「中国の北極政策」白書を発表した。中国が北極政策について白書を発表するのは今回が初。

 

 白書は約9000字で、「初めに」「終わりに」のほか、北極の情勢と変化、中国と北極の関係、中国の北極政策の目標と基本原則、中国の北極事業参与の主要政策及び主張という4つの部分からなる。白書の要旨は下記の通り。

 

 経済グローバル化、地域一体化が深まり発展するなか、北極の戦略、経済、科学研究、環境保護、航路、資源などの価値が高まり続け、国際社会から注目されている。北極問題はすでに北極圏諸国の問題及び地域問題の範疇を超え、北極圏外の諸国の利益と国際社会全体の利益、人類の生存と発展という共通の運命に関わっており、世界的な意義と国際的な影響力を持っている。

 

 人類運命共同体の構築を提唱する中国は、北極事業の積極的な参与者・建設者・貢献者であり、北極の発展に向け中国の知恵と中国の力で貢献していく。

 

 中国は北極事業の重要な利害関係者だ。中国は地政学的に「近北極国」で、陸上で北極圏に最も近い国の一つだ。北極の自然状況とその変化は、中国の気候システムと生態環境に直接的な影響を及ぼし、中国の農業、林業、漁業、海洋などの経済利益に関わる。

 

 北極の未来は北極圏諸国の利益に、北極圏外諸国及び全人類の福祉に関わる。北極のガバナンスは、各利害関係者による参与と貢献を必要としている。責任ある大国の中国は、「尊重、協力、ウィンウィン、持続可能」という基本原則に基づき、各国と共に北極発展の歴史的なチャンスをつかみ、北極の変化により生じる課題に積極的に対応する。共に北極を認識し、北極を保護し、北極を利用し、北極のガバナンスに参与する。「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の北極関連の協力、人類運命共同体の構築を積極的に推進し、北極の平和と安定、持続可能な発展に貢献する。




「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月26日

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