中国外交部の王毅部長は30日、外交部2018年年頭記者会見において、次のように述べた。
昨年は習近平同志を中心とする党中央の力強い指導のもと、中国の外交は国家発展の新しい要求に適応し、国際情勢の新たな変化に順応した。中華民族の偉大なる復興という中国の夢を実現するため職責を尽くし、人類の恒久の平和と普遍的な繁栄という世界の夢を実現するため積極的に取り組み、一連の新しい重要な成果を手にした。
我々は「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の共同建設に向け、より多くの力を集めた。初の一帯一路国際協力サミットフォーラムが成功し、重大な協力プロジェクトの実施を促し、世界で共に一帯一路を築く力強い勢いを形成した。一帯一路はすでに、現在の世界で最大規模の国際協力の場、最も歓迎される国際公共財になっている。
我々はグローバル化の正しい方向を貫いた。ダボスからジュネーブ、ハンブルクからダナンに至るまで、習近平国家主席は世界に向け経済グローバル化のリバランス、人類運命共同体の共同建設という中国の理念を打ち出し、開放型世界経済の構築、アジア太平洋の経済一体化の促進という中国の提案について説明した。国際社会に力強い自信と積極的なエネルギーを注ぎ込んだ。
我々は国と国の交流の、ウィンウィンのルートを広げた。中国は米国、ロシア、欧州などの大国との連携と協力で新たな進展を手にした。周辺諸国との相互信頼協力をさらに強化し、多くの発展途上国とのパートナーシップの中身を豊富にした。「対抗ではなく対話、同盟ではなくパートナー」という理念が人々の心に深く根ざし、国と国の交流の新ルートが広がった。
我々はBRICS協力の斬新なモデルを打ち立てた。BRICS首脳会議がアモイで開かれ、より緊密・広範・全面的なBRICS戦略パートナーシップを発展させ、BRICS協力のアップグレード版を構築し、「BRICS+」モデルを開始することが決まった。これはBRICS協力が、世界的な影響力を持つ南南協力の新しい場になることを促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月31日