中国外交部の華春瑩報道官は1日の定例記者会見で、「相は心から生じる」という言葉により、米豪情報部門の「中国スパイ脅威論」に回答した。
報道によると、米中央情報局(CIA)のポンペオ長官はBBCとのインタビューで、中国が米国の情報を盗んでおり、世界で中国の影響力を秘密裏に拡大していると話した。また豪州もかつてない情報浸透及びスパイの脅威にさらされており、中国を「極度の脅威」に指定している。
華報道官は「関連報道に留意しており、『相は心から生じる』という中国の言葉を想起した。これは世界の見え方はその人の心次第という意味だ。そのため世界最大の情報の頭目がそのような発言をしたとしても、驚くには値しない」と述べた。
「事実は雄弁に勝る。近年暴露されている各種情報を見れば、他国に広範に諜報活動を行い浸透し、悪事の限りを尽くし影響力を維持し行使しようとしているのがどの国であるかは、言わずと知れたことだ」
華報道官は、豪州の情報部門が中国を「極度の脅威」に指定したことについて、「豪州の一部の人物が、毎年両国間を往来する数百万の人員、豪州で暮らす華人・華僑をスパイと見なすならば、焦りを覚えるのではなかろうか」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月2日