米軍側が最近しきりに「中国の脅威」を唱えていることについて、外交部(外務省)の華春瑩報道官は1日の定例記者会見で「世界最大の軍事大国である米国が常に他国を脅威呼ばわりするのはおかしい。米側が時代後れの冷戦思考を棄て、現代の世界と中国の発展を客観的、理性的に受け止めることを望む」と表明した。
【記者】このほど、ハイテン米戦略軍司令官は米国にとって中国、ロシア、朝鮮は多かれ少なかれ脅威であり、中国は宇宙分野や作戦能力の面で「特有の」脅威だと表明した。ボテル米中央軍司令官も、米国は中東地域で日増しに強まる中露の影響力と競争しなければならないとしたうえで、中国は中東地域で「軍事的野心を日増しに増長させている」と述べた。米側のこうした発言についてコメントは。
【華報道官】最近、米軍側から「中国脅威論」がしきりに聞かれる。世界最大の軍事大国であり、軍事費の総額が世界で他国を大きく引き離し、第2位から第7位までの国の合計よりも多い米国が、それでも常に他国を脅威呼ばわりするのはおかしい。米側が時代後れの冷戦思考を棄て、現代の世界と中国の発展を客観的、理性的に受け止めることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月2日