恩恵は世界に 中国の「スマート製造」に期待
政府活動報告は、中国は過去5年、革新駆動型発展戦略を実施し、革新環境を改善し、多くの主体が協同し、全方向で推進する革新体制を形成したと指摘した。
ロシア紙「ニェザヴィーシマヤ・ガゼータ」は、世界の政治体系と経済体系が重大な転換の入り口にある現在、中国は主要な革新の源となっていると論じた。同紙は中国科学技術部の万鋼部長の見方を引用し、中国は「技術革新大国」になるだろうと伝えた。
同紙はさらに、ロシアの経済学者の話として、中国はすでに、めまぐるしく変化する世界でデジタル経済が果たす重要な役割を十分に意識しており、中国は将来、世界のデジタル経済のリーダーとなる可能性を持っていると伝えた。
中国経済は現在、「世界の工場」から世界の製造業の「本部」に変わりつつある。現在では、欧米の先進国だけでなく、中国も、ハイテクで高付加価値の製品とサービスを提供する力を持っている。このほか「一帯一路」イニシアティブも、世界の交通輸送と貿易ネットワークの中で中国が特殊な地位を占めるのを助けるものとなる。
ロイター社の分析によると、ドイツの経済界も、中国の「一帯一路」建設から利益を得ることを望んでいる。ドイツ経済界の関係者によると、「一帯一路」はドイツ経済にとって巨大なビジネスチャンスとなる。シーメンスなどの多国籍企業にとって魅力的であるだけでなく、専門度の高いドイツの中小企業も利益を受けることができる。
改革の深化 新たなブレークスルー実現へ
改革開放40周年の今年、中国がいかに改革を推進してブレークスルーを実現するかも、海外メディアの幅広い注目を集めた。ロシアのスプートニクは、政府活動報告では、中国が、基礎的なカギとなる分野での改革を深めるという方針が掲げられたと伝えた。
これによると政府活動報告では、中国が、改革開放40周年を重要な契機とし、改革を推進して新たなブレークスルーを実現し、社会の生産力をさらに解放し、発展させるとの方針が示された。
AP通信は、政府活動報告は、国有企業改革を推進し、「ゾンビ企業」の破産・清算と立て直しを強化し、債務処置を適切に行うことを約束したと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月6日