中国の全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)が開幕し、NYタイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなどの米主流メディアが、中国の報道に力を入れている。5日付NYタイムズは「中国の今年の政府活動報告:重要な戦いを迎えた経済」と題した記事で、李克強総理の発言を引用し、「今年の中国経済の成長目標は6.5%前後だ。中国政府は、昨年の中国経済は6.9%成長し、世界的な水準で見るならば、今年の成長目標も非常に力強いものだと表明した。中国政府は鉄道建設に1150億ドルを費やし、道路?9?9水路プロジェクトにもより多くの資金を費やす。これは中国の運輸ネットワークに対する巨額の投資を引き継ぐものだ。李総理はさらに、先進技術への投資を拡大すると約束し、中国の経済成長を促す上で革新の重要性が増していると指摘した。高速鉄道網、EC、モバイル決済、シェアリングエコノミーなどは、世界の流れをけん引する。北京及び周辺北方27都市の冬季汚染日が目に見えて減少し、2017年10−12月の汚染日は前年同期比で平均3分の1も減少した。北京では54%と大幅に減少した」と伝えた。
ウォール・ストリート・ジャーナルは同日の社説「中国が2018年の経済成長目標を6.5%前後に設定」で、「中国は2018年の経済成長目標を6.5%前後に設定した。債務問題に対応すると同時に、経済の安定成長を維持する。世界2位の経済体である中国は昨年、経済成長率が6.9%に達した。2010年以来、7年ぶりに前の年を上回った。これは主に海外の旺盛な需要、政府関連部門による経済安定運行の維持の取り組みによるものだ。月曜日の報告によると、中国経済には好転が生じ、政府財政収入を拡大した。財政赤字の対GDP比は2.6%を予想。昨年の目標は3%だった」と報じた。また同紙の中国語サイトは、「地方政府債券発行、昨年を上回る規模が許可」「政府活動報告作成者:ややスローな経済成長への政府の許容範囲が拡大」などの記事、さらに李総理の政府活動報告の中国語・英語版を掲載した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月7日