習近平国家主席は9日、トランプ米大統領と電話会談を行い、当面の朝鮮半島情勢や両国関係について踏み込んだ意見を交わしました。
習主席はこの中で「中国は朝鮮半島の非核化実現に揺るぎなく力を注ぐとともに、半島の平和と安定を維持し、対話と交渉を通じた問題解決を行う方針を堅持している。現在、朝鮮半島情勢には前向きな変化が起きている。このことは、半島非核化プロセスを対話による解決の正しい軌道に乗せる上での追い風になり、国連安保理の朝鮮に関する決議の方向性にも合致している」として「関係各側はより善意を持ち、情勢緩和に向かうことを妨げるようなことを避け、現在の勢いを維持するために努力してほしい。各側が政治的手段による解決という方針を堅持しさえすれば、朝鮮半島問題は国際社会の期待へ向かって、停まることなく進むだろうと信じている」と述べました。
また、中米関係について、習主席は「双方が共同の努力によって、相互尊重と互恵共栄を基礎に協力に焦点を当て、意見の相違を管理して、中米の経済における協力共栄を推進し、両国関係が新しい1年でより大きな進展を遂げることを希望する」としました。(ヒガシ、謙)
「中国国際放送局 日本語部」より 2018年3月10日