ロイター通信が27日「40隻以上の軍艦が南中国海で合同演習中」とスクープを伝えると、英デイリー・メール紙、印Deccan Herald紙、米ビジネス・インサイダーなど複数の海外メディアに転載された。彼らが入手した26日撮影の衛星写真によると、中国海軍の艦艇「数十隻」(空母「遼寧艦」を含む)が現在、南中国海の海南島沖で大規模な軍事演習を実施中だという。写真を見ると、空母の他に40隻以上が確認できる。
ロイター通信は「遼寧艦は南中国海に入り、海南島から南の海域で演習を行っている。非係争海域だが、遼寧艦が参加する本年度の軍事演習は、海外から大きな注目を集めている。西側諸国のアナリストによると、遼寧艦が演習に参加するのはこれが初めてであり、海軍艦艇はインパクトのある隊形を組んだ。今回の異常な大々的アピールは、中国海軍の日増しに高まる実力を示した」と伝えた。
米ミドルベリー戦略研究所の軍事専門家は「これは信じがたい光景だ。これらの写真は遼寧艦が演習に参加したことを裏付けた。これは私にとってビッグニュースだ」と述べた。シンガポール南洋理工大学の軍事専門家は「今回の演習の規模と手配は並々ならぬものだ。中国は各艦隊間のチームワークを示そうとしている。これは中国海軍の訓練の目標だ」と指摘した。