中国外交部(外務省)の耿爽報道官は2日の定例記者会見で、天宮1号の大気圏再突入後、地上への損害は現時点で発見されていないと述べた。
【記者】天宮1号の大気圏再突入に関して、中国側は南太平洋海域に破片が落下したことをすでに確認したか。あるいは、全ての部品が大気圏再突入の過程で燃え尽きたことを確認したか。
【耿報道官】中国有人宇宙事業弁公室は2日、中国側の関係当局の監視分析に基づき、天宮1号はすでに北京時間2日午前8時15分頃大気圏に再突入したと発表した。再突入地点は南太平洋中部地域で、ほとんどの部品は再突入の過程で燃え尽きた。
【記者】中国側はすでにいかなる損害もなかったことを確認したと理解していいのか。
【耿報道官】私の知るところでは、地上への損害は現時点で発見されていない。中国側は一貫して天宮1号の大気圏再突入を非常に重視し、国際条約と国際的慣例に従い、高度に責任ある姿勢に基づきこの件を処理してきた。中国側は国連宇宙局に繰り返し状況を通知し、情報の公開と透明性を保ってきた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年4月3日