中国、深海潜水艇による初の合同科学調査を南中国海で始動

中国、深海潜水艇による初の合同科学調査を南中国海で始動。中国地質調査局広州海洋地質調査局によると、同局の科学観測船「海洋6号」と中国科学院深海科学・工程研究所の科学観測船「探索1号」は4月28日から同30日まで合同科学調査活動を展開した…

タグ:科学観測船 作業機 海洋 技術 潜水艦

発信時間:2018-05-03 10:01:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る





 中国地質調査局広州海洋地質調査局によると、同局の科学観測船「海洋6号」と中国科学院深海科学・工程研究所の科学観測船「探索1号」は4月28日から同30日まで合同科学調査活動を展開した。両船がそれぞれ搭載した4500メートル級深海作業型無人潜水艇「海馬号」と有人潜水艇「深海勇士号」は、南中国海の珠江口盆地西部海域の「海馬冷泉(冷水湧出域)」の合同科学調査を行った。独自の知的財産権を備えた2種類の国産大深度潜水艇による合同深海科学調査活動はこれが初めて。


 科学観測船の海洋6号と探索1号は海馬冷泉の作業水域で合流し、潜水艇による合同深海潜航作業を3回にわたって共同で実施した。海馬号は、高い作業能力を発揮し、メタンハイドレートリーフの掘削機やサイドスキャン・画像ソナー、メタンハイドレートセンサー、生物捕獲器など10余りの作業機器を携えて潜航し、海底冷水湧出域の総合調査とサンプル採取を展開した。深海勇士号は、その特徴である精密探査・作業の機能を発揮し、海底冷水湧出域の分布範囲や地域・地形の特徴を明らかにし、サンプル採取などの作業を行った。合同調査期間には、2種類の深海潜航器システムがそれぞれ、相手の作業プロセスに対し、複数の角度と方向からのリアルタイムでのモニタリングと記録を行った。


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