中国が原子力空母を建造へ 排水量は11万トンか=米メディア

中国が原子力空母を建造へ 排水量は11万トンか=米メディア。通常ならば、空母建造の重要な節目には、着工、進水、埠頭での停泊試験、海上試験、部隊への交付が含まれる。海上試験に入れば、作業の約8割が完了したことになる…

タグ:空母 海上試験 構造 遼寧艦

発信時間:2018-05-07 14:33:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ロシアの軍事専門家、ワシリー・カーシェン氏はスプートニクの取材に応じた際に「中国の新型空母は、遼寧艦と構造が似通っており、大きな技術的難題が生じる可能性は低い。短期間内に試験を完了するだろう」と予想した。台湾紙『旺報』は「国産空母の外部武器、センサー、救命などの設備の取り付けがほぼ完了している。艦橋には改良後の4面フェーズドアレイアンテナと新型電子サポートアンテナが取り付けられている。艦尾には18連装のHQ-10艦対空ミサイル、12連装の対潜ミサイル砲、1130型近接防御火器システム、多管・多用途ミサイル発射装置が設置されている。艦体の別の側にも、自衛武器などが取り付けられているはずだ。遼寧艦と比べると大きな変化があり、戦力はその比ではない。これこそが中国初の、真の完全な戦闘力を持つ空母だ」と伝えた。


 カーシェン氏はスプートニクの取材で、その影響について「中国空母群は太平洋のパワーバランスを大きく変える。当然ながら中国の空母は西側諸国の空母と異なり、遠征や他国への干渉に用いられるのではない。中国の空母は自国周辺海域を守るものであり、戦闘巡航を行う原子力潜水艦の所在海域の防御に用いられる」と分析した。


 米国の一部の学者とメディアは、このように考えたくないようだ。米ナショナル・インタレストは「中国が原子力空母を建造:米海軍の最悪のシナリオが現実に?」と題した記事の中で、「この10年間で中国は大きな一歩を踏み出し、ソ連の中古空母を取得し改良し、同型の新空母を建造した。一部の報道によると、中国は4隻目の空母に原子力を使用する。003型の排水量は11万トンに達し、1950年代以降としては初めて米国最強の空母に匹敵することになる。具体的な情報については明らかにされていないが、この空母の速度は30ノットに達し、艦載機を70機搭載できる。これは米国のニミッツ級やフォード級に似ている。中国がこれまで蓄積してきた経験が、設計と建造に活かされることになり、より効果的で強い空母が作られる」と伝えた。


 米ディフェンスニュースは3日「米海軍は中露の海上行動に対応するため、バルト海、地中海、日本海、南中国海を奔走することがよくある。マティス国防長官はこの状況に対処するため、米空母の配備方法の変更を決定し、空母の動向がより予測しがたくなった。マティス国防長官は、大国の競争の時代において、海軍は予測不可能な場所に出現するべきであり、このような配備により潜在的な敵国にプレッシャーをかけられると判断している」と報じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月7日  

<  1  2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで