中国側は3日、中米経済?9?9貿易協議に関する声明を発表し、その中で「中米は両国のワシントンで合意に達した共通認識を実行に移し、農業やエネルギーなどの各分野で良好な意思疎通を行った」と指摘した。声明はまた「改革開放と内需拡大は中国の国家戦略であり、従来のリズムを変えることはない」と強調した。
まず、改革開放深化の「中国のリズム」は本質的に、自国の発展の実需に合致する必然的な選択だ。中国商務部が先ほど実施した、中国の主要日用品需給バランス状況に関する統計調査によると、輸入品は中国市場の供給の重要な補完になっており、中国人消費者の輸入品への需要が旺盛であることが分かる。「輸入品消費が商品消費全体に占める割合が3割以上に達する消費者は、調査対象の2割以上を占めた」内需が中国経済発展の基本的な動力となるなか、輸入拡大は対外貿易のバランスの取れた発展を促す重要な措置であり、中国の産業アップグレードや、消費者の美しい生活の需要を満たす必然的な要求でもある。
次に、改革開放深化の「中国のリズム」は、中国が提唱してきた「互恵?9?9ウィンウィン」という発展理念を集中的に体現している。世界経済は2017年より、危機後の深い調整段階に入りつつあり、経済成長率が大幅に上昇した。同時に発展の包括性が不足しており、保護主義が絶えずエスカレートし、経済グローバル化も紆余曲折を経ている。これは得難い世界経済の回復の直接的な脅威となっている。世界経済成長は客観的に見て、新たな需要の創出、新たな動力の導入を必要とする。これらの問題は世界経済成長が直面する難点、痛みだ。そのため中国は輸入拡大を提案した。