米ホワイトハウスは4日、米朝首脳会談をシンガポール時間今月12日午前9時に開くと発表した。米国側の先遣代表団はすでにシンガポールで準備に着手している。
4日付米NYタイムズによると、米朝両国は首脳会談を順調に開催するため、先月末にシンガポールに赴き、準備に向け協議を開始した。双方の議題には、両国首脳の宿泊先と会談場所、会談で着席する場所、入室を許可する人物、食事とティータイムの回数、首脳が飲む祝杯の種類、交換する贈り物、記者団と市民の秩序維持などが含まれる。報道によると、トランプ大統領は外国首脳との交流ではラフなスタイルになり、フォーマルな儀礼に配慮しない。しかし朝鮮の高官と接触したことのある米外交官によると、朝鮮は身分と地位を非常に重視する国であり、細かい点にまで気を配る。そのため両国は首脳が立ち止まって記念撮影するまで何歩あるくかといった、すべての細部について綿密に計画を立てる必要がある。双方が最も重視しているのは、安全だ。主催国であるシンガポールは、道路とその他の公共施設の安全保障を担当する。米国と朝鮮は、自国の首脳の安全保障を担当する。シンガポールメディアは「シンガポールの安保措置に不備はなく、軍・警察は訓練に力を入れており、一定の敏感性を持つ国際会議の開催の経験も豊富だ。しかしトランプ大統領の態度が二転三転し、主催国側に頭を痛めさせている。準備時間が足りなくなるからだ」と強調している。
韓国の週刊誌は5日、「今年の南北首脳会談で夕食のメニューを担当した、韓国の美食コラムニストの黄教益氏は、米朝首脳会談のメインディッシュをハンバーグと予想している」と報じた。
メディアは、米朝首脳会談がシンガポール人の日常生活に一定の影響を及ぼすと予想した。現地の商店は首脳会談にあやかろうとしており、両国首脳の名をつけたアルコールを出すバーもある。シンガポール造幣局は5日、米朝首脳が握手するデザインの記念メダルを発行する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月6日