中国証券監督管理委員会(証監会)は一昨日の深夜に突如9つの文書を発表し、中国預託証券(CDR)制度の重要細則を一挙公開した。CDR細則は即日施行。これは半年に渡り噂されてきた中国ユニコーン(時価総額10億ドル以上の非上場企業)A株復帰が始まることを意味する。
このほど発表された文書には、「預託証券発行・取引管理方法(試行)」、改訂版の「IPO・上場管理方法」「IPO・創業ボード上場管理方法」、さらに一連の実施方法、書式案内、特別規定などが含まれる。
試行条件及び発行条件に合致する企業は、関連手続きに基づき国内IPOもしくは預託証券の試行を申請できる。証監会は科学技術革新諮問委員会を設立し、試行企業の選択基準に基づき、ビジネスモデル、発展戦略、研究開発費、新製品産出、革新能力、技術の壁、チームの競争力、業界の地位、社会的影響、業界の発展の流れ、企業の成長性、時価総額の評価などの要素を総合的に検討し、申請企業が試行範囲に入るかについて初歩的に判断する。証監会はこれを重要な根拠とし、申請企業が試行範囲に入るかを決め、法制度に従い試行企業の審査を行い上場申請書を発行する。