朝鮮半島の前向きな勢いを大切に

朝鮮半島の前向きな勢いを大切に。米国のトランプ大統領と朝鮮の金正恩国務委員会委員長が12日にシンガポールで会談し、共同声明を発表した…

タグ:共同声明 朝鮮半島 共通認識

発信時間:2018-06-13 15:41:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国のトランプ大統領と朝鮮の金正恩国務委員会委員長が12日にシンガポールで会談し、共同声明を発表した。共同声明で米朝双方は新たな関係の構築、朝鮮半島における恒久的で安定した平和メカニズムの構築を約束。米側は「朝鮮に安全の保証を与えること」を約束し、朝鮮側は「朝鮮半島の完全非核化への確固として揺るぎのない約束」を再確認した。双方は共同声明を速やかに実行に移すことでも合意した。トランプ大統領は記者会見で、米韓合同軍事演習の停止を検討すると表明した。今回の会談で得られた前向きな成果は、朝鮮半島の非核化及び平和・安定にとっても具体的メリットがある。(文:賈秀東・中国国際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)


今回の共同声明における、二国間関係、平和メカニズム、非核化に関する文言は、2005年9月19日の第4回6カ国協議共同声明の範疇を超えるものではない。6カ国協議共同声明で各国は、平和的方法による朝鮮半島の検証可能な非核化の実現を再確認した。朝鮮側は全ての核兵器及び核計画の放棄を約束した。米側は、朝鮮半島において核兵器を有しないこと、朝鮮に対して核兵器または通常兵器による攻撃または侵略を行う意図を有しないこと等々を確認した。


両者を比較すると感慨に堪えない。朝鮮半島において歴史は10年余りの曲折を経て再び原点に戻ったようだ。1994年の米朝枠組み合意も振り返ってみると、その後20年余りの朝鮮半島問題における様々な波瀾は決して人々が望んだものではなかったが、確かに発生しまったものだ。これには少なくとも4つの啓示がある。


(1)朝鮮半島問題は流れに逆らって舟を進めるようなもので、進まなければ押し戻されてしまう。10数年間、朝鮮は核実験とミサイル実験を立て続けに実施し、米韓は大規模な合同軍事演習を絶えず実施し、緊張は交互にエスカレートし、悪循環が起き、事実上共に安全上の窮地に陥り、本来自らをより安全にしようとしたものが、かえってより安全でなくしてしまった。


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