米国のトランプ大統領は13日、朝鮮国務委員会委員長の金正恩氏との会談後、米国は朝鮮から「核の脅威」を受けなくなったと述べた。
シンガポールで金正恩氏と会談後、トランプ氏は13日早朝に米国に戻った。トランプ氏は着陸後にSNSで、金正恩氏との会談は「興味深く積極的な経験」であり、朝鮮は高い潜在力を秘めていると投稿した。「私の大統領就任当時と比べると、誰もがずいぶん安全になったと感じている。朝鮮からの核の脅威はもはや存在しない」
トランプ氏は、朝鮮はもはや米国の「最大かつ最も危険な問題」ではなくなったとした。
トランプ氏はさらに、米朝双方が今後の交渉で「誠意」を持てば、米国は米韓軍事演習を行わず「多くの資金を節約できる」と表明した。
トランプ氏と金正恩氏は12日にシンガポールで会談し、共同声明に署名した。双方は新たな朝米関係を作り、朝鮮半島の恒久の安定・平和枠組みを構築するため努力すると宣言した。米国側は朝鮮側に安全保障を提供することを約束し、朝鮮側は半島の完全な非核化の約束を再確認した。会談の成果を実行に移すため、朝米はハイレベル協議を開催する。
トランプ氏は会談後の記者会見で、「挑発的」かつ「巨額の資金を要する」米韓軍事演習を暫時停止すると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月14日