中国の対米貿易での応戦は「自衛のための反撃作戦」

中国の対米貿易での応戦は「自衛のための反撃作戦」。人々が予想していたように、中国はすぐに同規模の反撃措置を宣言した。これが示しているのは、中国と米国が国際社会に与えている異なるイメージだ…

タグ:関税 時術 信用 貿易 

発信時間:2018-06-20 09:35:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第三に、中国の改革開放は「変わらない」。これは中国の既定の方針であり、中国社会の数世代にわたる人々の最大の共通認識の一つだ。われわれは一方で、米国側の貿易をめぐる脅しに断固として反撃する。われわれはもう一方で、開放すべきものは開放し、妨害されることなくその歩みとリズムを保ち、なすべきことをしっかりと行い、国家を着実に前進させていく。


 この戦いに当たっては、われわれは柔軟さによってかたくなさに応じなければならない。米国にも「変わらない」一面がある。正しく言えば「かたくな」な一面だ。ワシントンの態度は今回、一向に定まる気配がない。トランプはまず、対中貿易赤字を最も激しく批判していた。中国側は誠意をもって、米国側と繰り返し協議し、具体的なプランで合意した。だがホワイトハウスは今度は、知的財産権を理由として中国に戦いを挑んでいる。


 米国側の論理は混乱し、道理が通らなくなっている。だがその背後にあるのは、自分のためには他人を傷つけることもいとわず、中国産業の高度化を邪魔し、科学技術などの分野での自らの競争の優位性を保とうとする一向に変わることない態度だ。これは一部の米国のエリートの中国に対する態度を示してもいる。


 米国のこのかたくなな態度に対しては、中国は最低限のラインと原則とを守り、同時に戦略的には柔軟に対応する必要がある。協議にあたっては、われわれはいい加減にごまかすようなことはしなかった。貿易戦争にあたっては、われわれはこれを恐れるようなことはない。中国は攻撃に対する反撃に徹し、同等の規模と強度の反撃を強調し、道理と強度、節度を確保している。


 何度かの手合わせを経て、中国の庶民は、ワシントンの態度が一向に定まらないことをはっきり見て取り、いささか業を煮やし、貿易戦争と言うならば受けて立とうじゃないかというムードさえ生まれている。どちらにしろこの戦いは持久戦になることが明らかになっている。


 中国が行う「自衛のための反撃作戦」は、自衛であるために正義を味方につけている。正義を味方につけているが故に、反撃にためらいはなく、遠慮もない。中国の実力と東方の智慧とが結びつけば、いかなる挑発者も恐れる力を生む。ワシントンは遅かれ早かれ、そのことを身をもって知ることになるだろう。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月20日  

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