中国空軍、無人機で米空母を監視

中国空軍、無人機で米空母を監視。無人機は解放軍が重点的に発展させる分野であるばかりか、世界の軍事大国が普遍的に注目する分野でもある。米国、欧州、イスラエルなどの国が装備品の無人化に全力を尽くしている…

タグ:無人機 偵察機 衛星通信 航続時間

発信時間:2018-08-28 14:17:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 空軍の無人機が最も全面的


 同記事によると、中国空軍に配備されているGJ-1無人機は、航続時間の長い中空無人機で、「翼竜」の対地攻撃バージョンだ。航続距離は4000キロ、最大航続時間は20時間。米国の「プレデター」に似ており、空対地ミサイル、精密誘導ロケット、精密誘導爆弾など、10種類以上の精密誘導兵器を搭載できる。光電タレットがあり、中には赤外線・光電センサー及びレーザー目標指示装置が入っている。対戦車ミサイルの標的を示し、さらにその他の航空機及び地上武器に標的を指示できる。「偵察・攻撃一体」能力で知られるが、電子戦や標的の指示、対レーダーミサイルとしても使用できる。


 同記事によると、中国空軍は昨年より、各地でWZ-9「翔竜」を使用している。この航続時間の長い高空無人機の航続距離は7000キロ、最大航続時間は10時間だ。また香港メディアの報道によると、中国空軍はさらに航続時間の長い高空無人機のEA-03を配備している。その航続距離は7000キロ、最大航続時間は36時間。先進的な指揮通信・電子妨害システムを搭載しており、電子戦と長距離偵察(米空母の追跡と監視を含む)に使用できる。


 無人化は世界のトレンド


 香港メディアの「まとめ」について、ある匿名の中国軍事専門家は環球時報に対して「無人機は世界の航空大国の重点発展目標になっている。米国、欧州、イスラエル、さらにはロシアも各種無人機の発展に力を入れている。中国が無人機を発展させ配備するのも、世界の軍事発展の流れに順応するためだ」と指摘した。


 専門家によると、米国は無人機で全体的に、世界の先頭に立っている。米国の無人機は従来のISR(情報収集・監視・偵察)から、対地攻撃に徐々に拡大している。最近はさらに支援・保障分野に向け邁進し始めた。米国のMQ-1「プレデター」は偵察・攻撃一体型の先例になり、中国のGJ-1に相当するが、すでに生産を停止し退役を開始している。米軍のRQ-170ステルス無人偵察機は長年に渡り配備されており、主にハイリスク地区の情報偵察に用いられている。米国のカマン無人ヘリは戦場救護及び物資輸送の能力を示している。最新のMQ-25「スティングレイ」計画は、無人機による空中給油の準備を進めている。


 欧州も無人機に全力を尽くしている。「nEUROn(ニューロン)」「Taranis」などの無人機は、現在のハイエンドステルス対地攻撃無人機の先進水準を示している。英国が打ち出した第6世代機コンセプト「テンペスト」は、無人バージョンの設計を開始している。無人機で遅れを取っていたロシアも、無人機に力を入れ始めた。近年になり大型・攻撃型無人機「Okhotnik」「オリオン」などを公開し、同分野で先頭集団に追いつこうとしている。


 専門家によると、各国が力を入れているのは各種無人機だけではなく、多機能無人車両や無人船などの各種無人装備品も含まれる。ロシアを例とすると、ロシア軍はシリアの戦場で多くの先進的な無人作戦装備品(武装無人戦車、無人地雷処理戦車など)の検証を行った。陸上無人装備品も米軍が取り組み続ける重点だ。ボストン・ダイナミクスが開発したロボット犬は当初、米軍の山間部における輸送・補給に用いられるはずだったが、騒音が大きすぎ断念された。米軍はさらに、水中無人装備品に巨額の資金を費やしている。これには各種の先進的な無人潜水艇、南中国海に配備された「水中グライダー」が含まれる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月28日

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