宇宙軍設置を急ぐ米国、その目的とは?

宇宙軍設置を急ぐ米国、その目的とは?。長期的に見ると、米国が推進する宇宙軍事化は、既存の大国間の戦略的安定枠組みにとって重大な脅威になる。米国は宇宙軍を設置後、宇宙に核兵器を配備する可能性が高い…

タグ:宇宙兵 軍備 競争 戦略

発信時間:2018-10-29 15:02:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 宇宙軍備競争を引き起こす恐れも


 中国国防科技大学国際関係学院外軍研究センターの方暁志副主任は、新華社のインタビューに応じた際に、次のように述べた。


 米軍は近年、宇宙作戦能力の強化を続けており、攻撃的な宇宙装備品に巨額の投資を行っている。無人宇宙船、衛星攻撃兵器、宇宙からの攻撃兵器などが、米軍が発展に取り組む武器システムだ。宇宙軍の設置はトランプ氏が貫く軍事改革目標の一つだ。旧軍種の宇宙部隊に対数r制限を回避し、米軍の宇宙作戦能力の発展を促進し、宇宙における主導権を確保する。


 世界の主要国は現在、宇宙分野で激しい競争を展開しているが、宇宙条約を遵守し、宇宙に大量殺戮兵器を配備していない。米国による宇宙軍設置は、宇宙における覇権を争奪する重要な措置であり、宇宙の軍事化を激化させ、地球の大気圏内の軍事競争を宇宙に移すことになる。これに他国が効い、特にロシアがこれを懸念し追随することで、新たな宇宙軍備競争が生じる。


 長期的に見ると、米国が推進する宇宙軍事化は、既存の大国間の戦略的安定枠組みにとって重大な脅威になる。米国は宇宙軍を設置後、宇宙に核兵器を配備する可能性が高い。宇宙の勢力を新たな抑止力とし、核の脅威やネットの脅威と共に、大国の対抗における重要な道具とする。


  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月29日

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