習近平国家主席は17日、要請を受けパプアニューギニアでアジア太平洋経済協力会議(APEC)CEOサミットに出席し、「一致団結して美しい未来を切り開く」と題した基調講演を行いました。これに対して各界から反響が集まっています。
習主席は、世界経済の発展する方向を掴み、効果的なガバナンスの理念を模索し、一致して世界経済という船を素晴らしい未来へ進めようという願いを強調しました。
これに対して、太平洋諸島フォーラムで貿易・投資を担当しているモリス氏は、習主席による開放を堅持するという主張に強くうなずき、「開放と協力は包摂的で持続可能な発展を実現させる唯一の道であり、パートナー関係の構築は対抗をはるかに上回る」と述べました。
また、発展を堅持するという主張について、タイの工業連合会のスパン会長は「習主席の講演は大変励みになった。中国が収めた成功を紹介しただけでなく、多国間貿易体制の堅持と貿易環境の開放という立場に自信をもたらした」と見ています。
そして、オーストラリアのAPEC研究センター・マクインタイヤ主任は「アジア太平洋の経済と社会の発展は包摂的であり、各国や地域の発展の多様性を尊重しなければならない」との見解を示しました。また、グローバルガバナンスについては「すべての国や地域は、国際組織とルールを押しのけてはならない。国際組織の中で発展途上国にさらに発言権を与えて、グローバルガバナンスに加わらせるべきだ」と提案しました。