「われわれは習近平国家主席のスペイン国賓訪問を切に待ち望んでいる。今回の訪問はスペインと中国の包括的な戦略的パートナーシップに新たな原動力を与え、両国の将来の協力に新たなチャンスをもたらすと信じる」。スペイン上院のエスクデロ議長はこのほど記者のインタビューにこう語った。人民日報が伝えた。
エスクデロ議長は「議会間の交流と協力は両国の友好関係にとって重要な促進的役割を持つ」と指摘。数年前の中国政協代表団によるスペイン上院友好訪問に深い印象を受けたと言い、「両国政府間の対話と協力の重要な補完である議会間の協力は両国関係の発展に独特の視野を提供できる。スペインの各党派は対中関係の強化で認識を共有している。スペイン上院はこの共通認識を実際の行動へと変える後押しをさらにし、両国友好の基礎を固め、拡大し、両国関係発展に建設的役割を果したい」とした。
また「『一帯一路』建設は沿線各国の人々に幸福をもたらし、世界経済の発展に新たな原動力を与えた。現在人類の直面する試練と問題は一国の力だけでは解決できない。これはわれわれがグローバルな視野を持ち、各方面の努力を調整し、事業と投資を効果的に配置して、経済成長に効果的につながるようにし、全ての人がそこから利益を得られるようにする必要がある。そして、『一帯一路』構想の意義はまさにこの点にある」と指摘した。
現在世界的に反グローバル化思想、保護貿易主義、一国主義が台頭している事を念頭に、エスクデロ議長は「貿易障壁は各国の発展にとってマイナス要因であり、各国が発展の過程で堅持すべき原則は自由と開放だ。スペインと中国は共に経済グローバル化の推進者、自由貿易の揺るぎない支持者だ。今後双方はこれを基礎に二国間関係の長期安定的発展を引き続き推進し、新たな飛躍的発展を実現することが必ずできる」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月26日