中国の李松・新軍縮大使は21日、ジュネーブ軍縮会議(CD)全体会合で「新たな情勢の下、CDは国際軍備管理・軍縮分野の最も権威ある専門的な枠組として、初心を忘れず、時代と共に歩み、さらに開かれた包摂的な心と、さらに柔軟で実務的な姿勢で創造的に取り組み、新たな活力を煥発し、新たな時代の与える歴史的使命を担わなければならない」と述べた。新華社が伝えた。
李大使は「21世紀に入って以降、国際情勢と大国間関係の双方に重要な変化が生じ、人類社会は日増しに苦楽を共にする運命共同体になってきている。国連加盟国が連携して世界の戦略的安定性の維持に努め、国際軍備管理・軍縮プロセスを推し進め、国際的不拡散体制の権威と実効性を強化することがますます重要で、差し迫ったものとなっていることは明らかだ」と指摘。
「CDは国連の全加盟国を始めとする国際社会に対して一層開かれたものとなり、権威と実効性をさらに強化するべきだ。新たなアジェンダと議題に対して一層開かれたものとなり、新興科学技術の発展を念頭に予防的措置を検討し、より広い視野で戦略的均衡・安定維持の問題を見極め、CDの取り組みを国際安全保障の現実及び発展の展望とより有機的に結合するべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年1月22日