私にとって、海外僑胞を代表し全国政治協商会議に出席できることは大変な栄誉であり、重大な責任でもある。中国は現在、経済モデルチェンジの重要な時期、重要な戦略的チャンスの時期に差し掛かっている。私たちは海外華僑・華人がいかにして中国の発展により良く貢献すべきかに関心を寄せている。(筆者・劉麗達 ロシア・アジア工業経営者連合会主席)
両国首脳の指導のもと、中露両国は昨年、中露地方協力交流年を契機とし、政治・経済貿易、人文などの各分野の交流と協力の拡大を続けた。昨年の二国間貿易額は27.1%増で、過去最大の1070億6000万ドルに達した。この増加率は中国にとってトップ10の貿易パートナーの中で最高となっている。昨年は中露関係の大収穫の年と言える。
中露経済貿易協力は近年、深く発展する新たなチャンスを迎えている。中国と山水でつながる近隣のロシアは、中国と他国を結ぶ天然の橋梁・紐帯であり、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の中で重要な力を発揮する。ロシアの華僑・華人は産業協力、プロジェクト建設、商業連結などの形式により糸をつむぎ橋をかけ、一帯一路建設の推進者・建設者・参加者になることができる。私たちはまたそのために全力を尽くし、中露協力が深まり実務的になるよう促したい。私は近年ロシアで中国文化をPRし、中国企業の海外進出に協力している。
私たちは幸運にも、中国の改革開放40年の発展の成果を目にすることができた。ロシアの文芸界、ビジネス界などの社会各界は現在、積極的に中国を理解し、中国の発展の経験を参考にしようとしている。海外にいる私は、中国の開放の歩みが止まったことがなく、中国の国際的な影響力が日増しに拡大していることを身をもって実感している。
今年の全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)はすでに開幕した。個人的に、全国政治協商会議に出席することは、私にとって素晴らしい経験になるだろう。多くの華僑・華人にとって、これは新時代の中国の盛大な集まりだ。私たちは参与し、見守る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月4日