米軍が地下トンネル掘削を模索

米軍が地下トンネル掘削を模索。

タグ:戦術トンネル 戦場

発信時間:2019-03-06 14:31:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米誌『ナショナル・インタレスト』ウェブ版は3月3日、米国の「新型スーパー兵器」を紹介した。しかし、この「秘密兵器」は米国の多くの敵に使用されたことがある地下トンネルにすぎない。


 記事によると、第二次世界大戦中の硫黄島の戦いで、日本は「戦術トンネル」を使用したことがある。ベトナム戦争中にも武装グループ「イスラム国」が米国をはじめとする国際連盟との作戦で使用した。


 米国防高等研究計画局(DARPA)のプロジェクト公示によると、「隠れた破壊者」という名のこの「戦術トンネル」プランは、戦術トンネルネットワークの迅速な構築の実行可能性の証明を目的としている。同プロジェクトを打ち出したのは、米国に技術構築の知識が欠乏しているためではなく、戦場でのトンネル建設の専門知識が不足しているためである。


 DARPAは、「国防省軍事職業専門(MOS)に攻撃目的の戦術トンネルは含まれておらず、戦術トンネルの建設または開発に使用できる技術や設備もない」と説明した。米軍のトンネル作業は主にボーリングと地上ナビゲーション標識に頼り、「隠れた破壊者」プロジェクトはより先進的なトンネル掘削方法を模索するというもの。「戦術トンネル」ネットワークは作戦を安全に進めるための後方支援をサポートする。例を挙げると、行動前の物資の配備、部隊がある地区を越える際の物資の持続的提供などである。トンネルの迅速な掘削能力の構築は弾薬の急速補給や救援任務などの緊急行動の実施に役立つ。


 記事は、「戦術トンネル」には米軍部隊が前線作戦基地で脆弱な補給線を断たれた際にメリットがあり、地下部隊も利用できると説明した。面白いのは、DARPAはこのトンネルを一種の補給手段とし、米軍が地下作戦に完全移行する兆しはない点である。しかし、DARPAは救援任務でもトンネルを使用できると「何気なく」称しており、緊急時に米軍がトンネルを通って逃げられることを意味する。


 また、米軍はこのようなトンネル技術を「人による障害の埋設」の回避に役立てたいと考える。これらの障害は地下に埋め込むトンネル破壊用の簡易爆発装置などを含む。『ナショナル・インタレスト』は、トンネル掘削は役立つかもしれないが危険であり、このような「戦術トンネル」は高いが手際の悪い道具で、米軍が地下に入る必要があるということは地上の作戦が非常に危険な状態であることを意味すると論じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月6日


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで