劉暁明・駐英中国大使は28日、英紙『サンデー・テレグラフ』(紙面及び電子版)にて、署名入り記事「5Gネットワーク建設、英国はファーウェイと協力でき、協力すべき」を発表した。記事の内容は次の通り。
ファーウェイは今週、再び英国大手メディアの大きな話題になった。英国政府は自国の発展の需要に合致する正しい判断を下すべきと主張する人がいれば、ファーウェイを安全の脅威とする人もいる。これらの論争は表面的に、どの5Gネットワークサプライヤーを選択するかという問題に見えるが、英国が直面している非常に重要な3つの「選択問題」を浮き彫りにしている。
(一)独立と自主を貫くべきか?英国は世界で重要な影響力を持つ国だが、これは英国が自ら思考し、国益に基づき自ら決定できるためだ。中国と英国の協力において、英国は人民元建て債券を最も早く発行し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に最も早く参加を申請し、AIIBに最も早く資金を注入し、最も早く「一帯一路融資指導原則」に署名し、最も早く「一帯一路」特使を置き専門家理事会を設立した西側の大国だ。5Gネットワークの建設問題について、我々は英国が同様に国益に基づき、長期的な発展の需要を考え、干渉と圧力を乗り越え独自に正しい決定を下せると信じている。
(二)開放と自由を堅持するべきか?英国は貿易立国で、常に自由貿易の旗手だ。国際社会は英国がEU離脱後にどこに向かうのか注目している。中英両国は自由貿易を守り保護主義に反対する問題で、共に責任を担っている。5Gネットワークの建設において、英国が開放と公平な競争環境を維持し、真の開放的で公平な「グローバル化英国」を建設することを願っている。