外交部(外務省)の陸慷報道官は28日の定例記者会見で、米国のブランスタッド駐中国大使による西蔵(チベット)自治区訪問について質問に答えた。
【記者】在中国米国大使館がこのほど発表した声明によると、ブランスタッド大使は先日西蔵自治区を訪問した際、中国政府にダライ・ラマ(14世)またはその代表と対話を行うよう促し、信教の自由、米側人員の西蔵へのアクセスなどの問題に懸念を表明した。これについてコメントは。
【陸報道官】ブランスタッド大使はこのほど西蔵自治区を訪問し、西蔵自治区とラサ市の主要指導者と会談した。ブランスタッド大使一行は現地コミュニティ、教育・文化機関、宗教施設も訪問した。
中国側は米側に中国政府の民族・宗教政策及び西蔵自治区の経済・社会発展の状況を詳しく説明し、ダライ・ラマ14世方面との面会、外国人の西蔵自治区訪問などの問題における中国政府の政策を明らかにし、西蔵自治区、さらには中国の内政へのいかなる外国の干渉にも断固反対すると強調した。
ブランスタッド大使は西蔵自治区の親切で友好的な応対に感謝。西蔵自治区の経済・社会発展を積極的に評価し、今回の訪問によって西蔵への理解が増進されたと述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月29日