米海軍がレーザー武器を配備へ 中露のミサイルを迎撃

米海軍がレーザー武器を配備へ 中露のミサイルを迎撃。報道によると、米軍水上作戦プロジェクトの責任者はこのほど、2021年に太平洋艦隊所属のアーレイ・バーク級駆逐艦「プレブル」にレーザー武器「ヘリオス」を搭載すると発表した…

タグ:無人機 レーザー 武器 ミサイル

発信時間:2019-05-30 15:14:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 SF映画に登場するレーザー戦艦がついに現実になろうとしている。星条旗新聞(電子版)は27日、真珠湾に駐留する米軍の「プレブル」ミサイル駆逐艦が、米海軍で初めて高性能レーザー武器を搭載する現役戦艦になると伝えた。記事は特に、米海軍が西太平洋にレーザー武器を優先的に配備するのは、これにより中露からの巡航ミサイルを迎撃するためだと言及した。


 報道によると、米軍水上作戦プロジェクトの責任者はこのほど、2021年に太平洋艦隊所属のアーレイ・バーク級駆逐艦「プレブル」にレーザー武器「ヘリオス」を搭載すると発表した。これは既存の20mm近接防御火器システム「ファランクス」の代替品になり、米戦艦のミサイル迎撃の「最後の防御ライン」になる。

 ヘリオスは「High Energy Laser and Integrated Optical-dazzler with Surveillance(HELIOS)」の略称で、ロッキード・マーティンが開発を担当。レーザーにより敵国の監視センサーシステムを妨害もしくは破壊することが当初の設計目標だった。現在の標的は水上の小型艦艇と無人機に変わっている。ウェストポイント現代戦争研究所は2018年末、無人機スマートクラスタ技術は日増しに深刻な脅威となっており、「中国はこれを空母攻撃の手段の一つにしようとしている」と称した。イランも今年3月、ペルシャ湾で実施した軍事演習に約50機の無人機が参加したと発表した。


 ロッキード・マーティンは、ヘリオスの使用により「米海軍はレーザー武器システム艦載化の目標に向け重要な一歩を踏み出せる」と表明した。米海軍ドック型輸送揚陸艦「ポンス」は2017年に高出力レーザー武器のテストを行い、小型無人機「スキャンイーグル」を撃墜した。米海軍は2018年にロッキード・マーティンと総額1億5000万ドルの契約を結び、2種類(陸上テスト用、艦上テスト用)の高出力レーザーシステムの開発を依頼した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月30日

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