中国の魏鳳和国務委員兼国防部長は2日、第18回シャングリラ会合の発言中に台湾問題に言及し、「中国は必ず統一されなければならず、また必然的に統一される」と述べた。
魏部長は「中国と世界の安全協力」という議題について発言した際に、次のように述べた。
台湾問題は中国の主権と領土保全に関わる。世界に国家分裂を容認する国は一つもない。中国は必ず統一されなければならず、また必然的に統一される。台湾を中国から分裂させようと試みる者がいれば、中国軍には別の選択がない。必ず一戦を惜しまず、すべての犠牲を顧みず、揺るぎなき姿勢で祖国統一を守る。
魏部長は民進党当局と外部の干渉勢力に対して「まず、中国を分裂させようとするいかなる企ても実現されない。次に、台湾問題に干渉しようとするすべての行為が失敗に終わる。それから、中国軍の決意と意志に対する過小評価はすべて極めて危険だ」と述べた。
「我々は最大の誠意と努力により、平和的統一の未来を勝ち取ろうとしているが、武力の使用を放棄すると約束することは決してない。国家統一の維持は軍の神聖なる職責だ」
第18回シャングリラ会合(アジア安全保障会議)は5月31日、シンガポールで開幕した。約40カ国の国防部長、軍事当局者、専門家・学者が集まった。閉幕は6月2日、シンガポールのリー・シェンロン首相が31日夜の開幕の夕べで基調演説を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月3日