米国のトランプ大統領は11日、朝鮮最高指導者の金正恩氏から再び手紙を受け取ったと表明した。
トランプ氏は同日ホワイトハウスで記者団を前にして、この手紙を10日に受け取ったと述べた。金氏の手紙は「心がこもり、友好的だ」という。トランプ氏は手紙の内容を公表していない。
トランプ氏は、金氏との関係は「良好」であり、金氏が「約束を守った」と述べ、また朝鮮は金氏の指導のもと、「高い潜在力」を持つと述べた。
金氏と再び会談するかという質問に対しては、「その可能性もある」と回答した。
米朝首脳は昨年6月にシンガポールで初めて会談し、共同声明に調印した。ところがその後、非核化の概念、手段、ステップで溝が浮き彫りになり、対話が一時滞った。今年2月末には2回目の首脳会談がベトナムのハノイで開催された。対朝制裁の解除と非核化の措置をめぐり溝が残り、双方は共同文書に調印できなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月12日