「イランが意図的であったとは信じがたい」米国のトランプ大統領は20日、米軍の無人機がイランに撃墜されたことについて急に「クールダウン」した。米大手メディアはこれに驚き、一面の記事にした。
米国とイランの関係が緊張するなか、新たな問題が立て続けに生じている。イランのイスラム革命防衛隊は20日、米軍の無人機を撃墜した。ロシア・トゥデイの20日の報道によると、トランプ大統領はホワイトハウスにて、米国が(イランに対する)報復を検討することはあるかと質問された際に、「すぐに分かるだろう(You’ll soon find out)」と回答した。CNNは、トランプ氏は木曜日の米国・イラン緊張情勢のエスカレートを回避したと伝えた。
CNNによると、トランプ氏は同時に「すべてが好転するだろう」と述べた。2020年の大統領選挙が迫るなか、トランプ氏は記者に「この休みなき戦いを離れたいと思っており、そのために努力する」と話した。
トランプ氏は現地時間20日夜、ツイッターで「イランは大きな過ちを犯した」と投稿した。CNNによると、トランプ氏と国家安全当局者が集まり反応について検討したところ、一部の議員は自制を呼びかけた。他にもイランに「激痛」に備えるよう警告する声が上がった。
イランのテレビ局の20日の報道によると、イスラム革命防衛隊は同日発表した声明の中で、同国南部のクモバラクの上空に侵入した米軍の無人機「グローバルホーク」を撃墜したと発表した。声明は、イランはどの国とも開戦するつもりはないが、その準備を整えているとした。
アメリカ中央軍のビル・アーバン報道官は直ちに、イランの領空を当日飛行した米機はないと反応した。ABCの20日の報道によると、匿名の米国当局者は、米海軍の無人機がホルムズ海峡の公海上空を飛行中に、イランの地対空ミサイルによって撃墜されたと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月21日