中米の建設的な協議、膠着から抜け出す道を模索

中米の建設的な協議、膠着から抜け出す道を模索。第12回中米経済貿易ハイレベル協議で、双方は「率直・効率的・建設的な交流」を掘り下げた…

タグ:第12回中米経済貿易ハイレベル協議

発信時間:2019-08-01 14:22:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第12回中米経済貿易ハイレベル協議が水曜日、上海市で終了した。中国側が発表した情報によると、双方は「率直・効率的・建設的な交流」を掘り下げた。双方はさらに、中国側が国内の需要に基づき米国産農産物の輸入を拡大し、米国側が輸入に向け良好な条件を整えることについても検討したという。双方の次の協議は9月にワシントンで行われるが、本紙の調べによると、双方は8月にも事務レベルの協議を続ける。


 中米のマンツーマンのハイレベル経済貿易協議は3カ月ぶりで、中国の報告から数時間後、ホワイトハウスも声明を発表した。その内容は中国側の報告と衝突せず、上海での協議の「建設性」について言及した。2つの声が重なり、双方の対話再開が上々の滑り出しだったことを示した。双方は今後取り組みを強化し、進展を目指すことを強く願っている。


 米国側は中国の農産物輸入の問題を重視した。今回の協議は米国のこの関心事に配慮したが、中国側もこの輸入が自国の需要に基づき行われることを強調した。米国からの輸入は実情に合致しなければならず、これは中国の重要な関心事の一つでもある。


 米国側が輸入の良好な条件を整えるとは、何を指しているのだろうか。


 周知の通り、米国産農産物は中国市場が本来必要としているものであり、先ほど輸入を一時停止したのは米国からの極度の圧力に対する反応だ。中国は1週間以上前に、米国産農産物の輸入再開を宣言した。これは協議再開前に米国に示した善意と広く受け止められた。


 善意は自発的に示せるが、これを継続し善意を常態に変える最も重要な条件は、米国側も絶えず中国側と向き合い歩み寄り、中国側に持続的に善意を示すことだ。双方向の安定的な善意を形成し、この良好な交流を最終的に合意によって固定するのだ。


 米国側は貿易戦争後、中国への極度の圧力を主な方針としている。米国側は関連する圧力を取り消す、もしくは緩和することで、米国産農産物を輸入する中国に絶えず見返りを与えるべきだ。そうすれば中国が持続的に米国産農産物を輸入する良好な条件が形成される。農産物輸入は両国の対立の焦点から、両国の協力関係の力強い紐帯に変化する。


 双方は1カ月以上後にワシントンに場を移し、第13回協議を行う。1カ月以上の時間は、双方の代表団の技術レベルの意思疎通にとっては短いが、中米関係の相対的な安定を維持するためには長いほどだ。双方はこの期間中に相互に多く善意を示し、次の協議に向け相互信頼を蓄積し、より多くの疑念を生む摩擦を減らすべきだ。これは双方にとって大きな試練となる。


 第12回経済貿易ハイレベル協議は幸先の良いスタートを切った。この積極的な筋道に沿って前進すれば、消極的な手段よりも政治的知恵のある選択を見つけることができるだろう。中米がいずれも大国であり、膠着状態のなか扉がどこにあるかを見いだす先見性があり、両国が常に鍵を握っていることを信じようではないか。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月1日

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