習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は4日、福建省寿寧県下党郷の人々への返信で、同地の貧困脱却を祝し、「雨垂れ石をうがつ」精神を発揚して、農村振興の道をしっかりと歩むよう激励した。新華社が伝えた。
習総書記は、「下党郷が貧困脱却を実現し、皆さんの暮らし向きがますますよくなっていると知り、非常にうれしい。皆さんに心から祝意を表する」と表明。
「皆さんが引き続き『雨垂れ石をうがつ』精神を発揚して、堅い信念を抱き、仕事に専念し、長く功績を挙げ、貧困脱却の成果を揺るぎないものにし続け、素晴らしいふるさとを積極的に建設し、福建省東部の特色ある農村振興の道を歩むべく努力することを希望する」とした。
下党郷は福建省東部の寧徳市の山深くにあり、1980年代末まで道路が1本もなく、交通が非常に不便だった。習総書記は福建省で勤務していた際、下党郷を3回訪れて貧困者支援の取り組みを調査研究し、指導した。最初は1989年7月19日、当時、寧徳地区委員会書記だった習総書記は3時間近く車に乗り、2時間余り歩いて、酷暑の中、下党郷を訪れ、発展における難題の解決を支援した。今回、同地の人々の依頼を受けて、下党郷の党員幹部と一般人6人が習総書記に手紙を書き、貧困脱却という喜ばしい知らせを報告し、党中央と習総書記への感謝の念を伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月7日