外交部(外務省)の華春瑩報道官は6日、インド政府が「ラダック連邦直轄領」の設置を宣言するという中国の領土に関わる問題について記者の質問に答えた。新華社が伝えた。
【記者】インド政府が中印国境線の西部領土に及ぶ「ラダック連邦直轄領」の設置を宣言したことについて、コメントは。
【華報道官】中国側はインド側が中印国境線西部における中国側領土をインドの行政管轄範囲に組み込むことに一貫して反対してきた。この立場は断固たる、一貫したもので、これまでいかなる変更も生じていない。このほどインド側は国内法の改正という一方的な形で、引き続き中国側の領土主権に損害を与えた。このやり方は受け入れられず、何の効力も生じるものではない。われわれはインド側に対して、国境問題で言動を慎み、双方間の協定を厳格に遵守して、国境問題をさらに複雑化させる行動を避けるよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月7日