中国外交部の華春瑩報道官は7日、米国の一部議員の香港に関する間違った発言に反論した。「深刻な暴力・違法の罪について、責任ある政府は絶対に座視することができない。中国側は米国の一部の人物に対して、香港事務への乱暴な干渉を即座に停止するよう再び要求する」
記者からは「報道によると、米上院のコットン議員、ロムニー議員は香港警察の鎮圧行動に懸念を表し、中共は香港のデモ参加者を暴力で鎮圧するつもりのようだと述べた。中国政府が香港で武力を用いれば、米国は米中貿易協議の停止、米国-香港政策法の改正など、対中関係を見直すことになるという。これについてはどのように論評するか」という質問があった。華氏は次のように回答した。
香港で連日発生している抗議デモはすでに過激な暴力行為に変化しており、法律を強く犯し、香港社会の安全と秩序を大きく損ね、香港市民の生命・財産及び正常な生活を大きく損ねている。この深刻な暴力・違法の罪について、責任ある政府は絶対に座視することができない。
米国の議員らは、米国の警察が2011年の「ウォール街占拠運動」をいかに処理したかを覚えてはいるだろうか。現在の香港における過激な暴力・違法事件が米国で生じれば、米国の警察がどのように処理するかを考えてみるがいい。黒白を転倒し是非を混同し、法を無視した暴力行為の深刻な危険性に触れず、香港警察の専門的な働きぶり、高度な自制、法に基づき法治と秩序を守る正義の行いに横槍を入れている。彼らはどのような下心を持っているのだろうか、香港を利用しどのような目的を達成しようとしているのだろうか。
中国中央政府は林鄭月娥行政長官が率いる特区政府の法に基づく施政、香港警察の厳正なる法執行、法に基づく暴力犯罪分子の懲罰を断固支持する。中国側は米国の一部の人物に対して、暴力・違法犯罪の放任、香港事務への乱暴な干渉を即座に停止するよう再び要求する。中国人は邪を信じず邪を恐れず、事を構えないが事を恐れない。「一国二制度」、香港の繁栄・安定を破壊するすべての企みは、多くの香港同胞を含む中国人全員が絶対に認めない。香港事務及び中国の内政に干渉するすべての企みは必ず失敗に終わる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月8日