米国の「空母外交」、南中国海で摩擦を作り出す

米国の「空母外交」、南中国海で摩擦を作り出す。 米メディアによると、ロナルド・レーガンは70機以上の艦載戦闘機、偵察機、ヘリを搭載し、南中国海の公海を巡航した…

タグ:原子力 空母 南中国海 航行 自由

発信時間:2019-08-09 15:16:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米軍事情報サイトは7日、米軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が火曜日に南中国海に入り、武力誇示により米国の南中国における軍事的存在感をアピールし、南中国海で中国との間に領有権問題を抱える国を抱き込もうとしたと報じた。


 米メディアによると、ロナルド・レーガンは70機以上の艦載戦闘機、偵察機、ヘリを搭載し、南中国海の公海を巡航した。フィリピンの首都マニラを訪問し、フィリピンの一部の軍高官と記者を招待し、艦載機飛行デモを披露した。米軍の艦艇は空母から数マイルの距離を保ち、護衛航行任務を遂行した。米海軍の高官はインタビューに応じた際に、米空母の座右の銘は「力あってこその平和」であると強調した。また、ロナルド・レーガンの南中国海における巡航は南中国海の安全と安定を促進し、これにより地域の外交対話に安全保障を提供したいと述べた。


 ロナルド・レーガンが南中国海に入ると同時に、米海軍、海兵隊、沿岸警備隊は、インドネシア海軍及び海兵隊と共に、木曜日より合同演習「CARAT」を開始した。双方は主にスラバヤ港で海上捜索、差し押さえ、潜水、引き揚げ、陸上爆発物処理、密林戦などの訓練を行う。双方の軍人数百人が参加。


 復旦大学海権専門家の楊震氏は、環球時報の記者に対して次のように述べた。


 ロナルド・レーガンの今回の南中国海巡航は、いわゆる「航行の自由作戦」の継続であり、米軍が南中国海で軍事的な混乱を引き起こす危険なシグナルを発した。中国は南中国海の領有権問題の平和的な解決を主張しており、南中国海情勢も近年日増しに沈静化している。米国は南中国海問題の当事国ではなく、国連海洋法条約の締約国でもないが、南中国海問題に無理やり介入しようとしており、さらには域内国よりも中国対抗に熱心なほどだ。表面的には南中国海周辺の小国の後ろ盾になっているが、その行動は覇権主義の慣性によるものだ。戦略的には南中国海諸国をそそのかし中国を包囲しているが、本質的には地域の摩擦を意図的にこしらえている。米国はかつて中東や東欧などで衝突を引き起こし、軍事的な約束を一度も守らなかった。これによりシリア、イラク、ウクライナなどの国が戦乱に陥った。南中国海諸国が目を開き、米国の覇権主義の犠牲にならないことを信じている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月9日

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