香港特区政府は24日、九龍各地の破壊・暴力行為を強く批判し、警察側がすべての違法行為について厳正に捜査すると強調した。特区政府は同時にデモ隊に対して、暴力を停止し社会の秩序を直ちに回復させるよう呼びかけた。
デモ隊は24日、九龍の観塘、黄大仙、深水埗などで公共施設や数本のスマート街灯の回路部品を破壊し、さらには街灯をチェーンソーで切断し倒した。さらに警察の防御ラインに火炎瓶、ガラス瓶などを投げ、各所で出火させた。さらに過激なデモ隊は深水埗警察署付近で道路を塞ぎ、現地の住民を袋叩きにした。
特区政府の報道官は「デモ隊は抗議デモ期間中に予定のルートを離れ、東九龍から深水埗に至る複数の道路にバリケードを設置した。これにより深刻な交通渋滞が発生し、緊急サービスに影響を及ぼした。その期間中、暴力的なデモ隊は公共施設を破壊し、放火し、火炎瓶と思しき物やレンガを投げて警務人員を攻撃した。市民と警務人員の人身の安全を強く脅かした」と発表した。
デモ隊が意図的に多くのスマート街灯を破壊していることについて、報道官は「スマート街灯には顔認証機能がなく、プライバシーを侵害することもない。交通及び大気品質などの都市データを収集しているだけだ。ところがデモ隊は事実を無視し、多くのスマート街灯を勝手に破壊しており、まったくもって理解不能だ」と指摘した。
香港警務所も24日の破壊・暴力行為を厳しく批判し、現場の状況に応じて警告を発したと発表したが、デモ隊から無視された。警察側は観塘、黄大仙、深水埗で適度な武力を行使し駆逐し、デモ隊の暴力行為を制止した。
警察側は24日の行動で年齢17−52歳の男19人女10人を逮捕した。違法集会、攻撃的な武器の所持、公務執行妨害などの罪が問われている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月26日