男子バスケW杯、アジア勢が振るわず

男子バスケW杯、アジア勢が振るわず。日本男子バスケは開催国として2020年東京五輪への出場が決まっているが、今年のFIBAワールドカップ(世界選手権)を特に重視している。8月28日に出発してから、日本の各メディアはすべての練習と試合を大きく取り上げ報じている…

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発信時間:2019-09-06 15:01:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本男子バスケは開催国として2020年東京五輪への出場が決まっているが、今年のFIBAワールドカップ(世界選手権)を特に重視している。8月28日に出発してから、日本の各メディアはすべての練習と試合を大きく取り上げ報じている。日本は1次リーグでトルコとチェコに敗北した。日本代表は5日の米国との試合について、「体格的にも技術的にも相手が有利だが、気合では絶対に負けない」と表明した。


 近年NBGに上陸した数少ないアジア人選手、身長205センチで日本人・ベナン人のハーフである八村塁(21)は、日本メディアから「日本男子バスケの救世主」と呼ばれている。朝日新聞も称賛を惜しまず、ワールドカップ前の国際大会で数多くの厳しい試練を迎えたが、最終的に周囲の環境を十分に活用し成長することができたと報じた。また八村は最も若いが最も強いリーダーシップを持つ、日本男子バスケの中心人物だと評価した。八村の収入は人気と共にうなぎのぼりだ。「Ecite」の報道によると、八村の年俸は約4億5000万円で、有名食品メーカー、大手銀行などのスポンサーと契約を結んでいる。これらの収入は年俸を上回る可能性がある。日本のすべての運動選手のうち、八村の収入は一躍トップレベルに上がった。報道によると、八村の活躍により日本国内でバスケが盛り上がっており、また外国人の「日本人は小さい」というイメージを変えた。


 東京五輪で、男子バスケ日本代表は44年ぶりに五輪に出場するため、日本社会から期待を寄せられている。朝日新聞によると、日本人選手は現在、世界トップのNBAでも存在感を増している。自国で輝きを放つため、今回のワールドカップは「東京五輪に向けた試金石」となる。その他のアジアのチームも、今回のワールドカップで勝利に恵まれていない。フィリピン、韓国、イランが4日のリーグ戦で敗北した。いずれも3連敗でリーグ戦を敗退し、来年の東京五輪に勝ち進むことができなかった。2連敗中でリーグ戦突破の見込みのないヨルダンは5日、欧州の強敵ドイツと対戦する。


 国際バスケットボール連盟がワールドカップの出場チームの帰化選手を1人までに厳しく制限していることから、フィリピン代表はCBAの元助っ人であるブラッチのみを中国の試合に出場させた。昨年ジャカルタのアジア競技大会に出場したクラークソンは欠場し、チームの実力が低下した。セルビアに敗戦を喫すると、フィリピンの監督はインタビューで「我々はアジアレベルの試合ならば活躍できるが、世界レベルは(アジアとは)段違いだ」と述べた。


 韓国は国際大会の出場経験が豊富だ。帰化した選手の羅健児(米国の黒人選手)を迎えるとインサイドに頼りすぎており、成績も振るわない。ワールドカップ初戦のアルゼンチン戦を例とすると、羅健児は1人で31点を決め、チーム全体(69点)の半分弱を占めたが、それでも26点差の大敗を阻止できなかった。フィリピンのスポーツ情報サイトは、韓国はフィリピンのアジアにおける宿敵だが、アルゼンチンに完膚なきまでに叩きのめされたと報じた。


 イランとヨルダンも今回、帰化選手を1人ずつ招聘したが、現地の選手がチーム内の大黒柱だ。イランのベテラン選手のハダディとバハラミは攻防に優れているが、チーム内の高齢化が深刻で、若手選手の育成が現実的な課題になっている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月6日

 

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