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香港社会の問題、発展で着実に解消。
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香港社会に長期的に存在する深いレベルの矛盾と問題が、高度に重視され解消される時が来た。3カ月弱に渡る条例改正の波乱は、この矛盾と問題の深刻さを浮き彫りにしている。香港社会の各界は理性を取り戻し、問題の原因を明らかにし、手段と活路を見いだすべきだ。経済・社会・国民生活の発展と改善に焦点を絞り、長期的に存在している各種問題を着実に解消することで、香港の未来の繁栄及び安定に向け根本から基礎を固めるべきだ。「新華社」が伝えた。
香港が復帰から22年に渡り繁栄と安定を維持していることは間違いない。しかし住宅価格が高騰し、貧富の格差が開き、経済構造が単一的で、産業の空洞化が存在し、若者が上流に上がりにくくなっている。これらの矛盾と問題の一部は復帰前から存在しており、一部は近年の蓄積によって形成された。これらはすでに香港の一般市民、特に若者に長期的にのしかかる重い負担になっている。そのうち最も目立つのは住宅問題だ。公営住宅の数が限られており、短・中期的には低・中所得世帯の居住の需要を満たせない。データによると、香港では20万人弱の市民が、いくつかの小さな空間に区切られた共同住宅で暮らしている。この居住条件が劣っている住宅でも、低所得世帯にとっては家賃が高額と言える。
香港社会はさらに貧富の格差が顕著だ。2018年に発表された報告書によると、香港のジニ係数は45年ぶりの高い数値をつけ、すでに「貧富の格差が極端」というレベルに達している。先進経済体のうち、貧富の格差が最も深刻な地域の一つになっている。香港の経済発展の成果が、広く一般人に行き渡っていないことが分かる。社会の資源と富の分配に不均衡が存在する。若者が上流に上がるチャンスは、産業の空洞化によって少なくなっており、不足している。
これらの問題には長期的かつ複雑な原因がある。歴代特区政府は解消を試みたが、社会で共通認識を形成することが難しく、さまざまな利益が重なり合い話がまとまらなかった。また反対派が人為的に対立・対抗を作り、社会を「脱政治化」の渦に引きずり込み、経済・社会の発展を強く妨害した。現在の香港で連日続く違法の暴力行為は、経済及び国民生活に深刻な影響を及ぼしている。一部の人物は、香港の深いレベルの矛盾に対する認識が不足しているか、原因を読み間違えている。これでは問題解決の道がより遠くなるばかりだ。
香港が直面している深いレベルの問題を、一日だけで全面的かつ徹底的に解消することは決してできないが、暴力と破壊の中で活路を見出すことは絶対に許されない。また問題を隠し、その場しのぎをすることも絶対に許されない。これには社会各界が共に策を練り力を合わせ、建設的な態度で効果的な解決策を模索する必要がある。発展は香港の各種問題を解消する「金の鍵」であり、最優先すべき任務だ。
行政長官と特区政府は現在、対話の場を通じ社会各界の関係者と交流し、関連問題の解決策について共に協議している。全社会が積極的に思考・提案し、理性的な議論で共通認識を形成すれば、難題への対策と解決策が生まれる。ところが暴力行為を止めることができず、社会の混乱と対立が持続的に悪化し、さらにやぶれかぶれになる人が出てくれば、発展は永遠に水面に映る月に過ぎなくなる。矛盾と問題も広がり続け、香港がさらなる衰退に向かうばかりだ。
復帰以降、中央政府は「一国二制度」の方針と基本法を確固不動の姿勢で貫徹しており、香港の経済発展、国民生活の改善、発展の成果の市民全体への波及の促進に全力を尽くしている。中央政府は近年、香港による「一帯一路」及び粤港澳大湾区の建設への参与を全力で支持している。関連部門は香港住民の大陸部での発展に便利な政策と措置を打ち出し、香港人、特に若者に多くの発展シャンスを与えている。特区政府も香港の長所を十分に利用し、国家に貢献するなか自己発展の実現に取り組んでいる。
ただ悔しがっているぐらいならば行動するべきだ。世界の政治・経済構造が激変するなか、香港は内外からの複雑な圧力に直面している。香港各界は主人公としての意識と姿勢で積極的に直視し、方針を貫き着実に歩み、各種干渉を排除し発展という「立身の本」に焦点を絞り、国の持続的な急成長が香港にもたらす得難いチャンスと大きな動力の活用を続けるべきだ。こうすることで深いレベルの矛盾を解消する重要な要義をしっかり把握することができ、香港も「荒波を渡り尽くす」ことができる。多くの香港人の美しい生活への期待に応え、輝かしい過去を踏まえた上でより健全で調和的な新時代を切り開くことができる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年9月6日
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