王毅外交部長の国連演説、各国メディアも注目

王毅外交部長の国連演説、各国メディアも注目。新中国が間もなく成立70周年記念日を迎えるなか、さらに国連という場でコミュニケに署名されたことから、両国の国交回復には尋常ならざる意義がある…

タグ:経済 70周年 平和 半島 核問題

発信時間:2019-09-29 15:30:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 王毅・国務委員兼外交部長は現地時間27日、キリバスのマーマウ大統領兼外相と共同コミュニケに署名し、国交を回復した。新中国が間もなく成立70周年記念日を迎えるなか、さらに国連という場でコミュニケに署名されたことから、両国の国交回復には尋常ならざる意義がある。ワシントン・ポスト紙は、中国のこの新たな外交の成果について、「これは中国の外交部長が国連で示した中国の発展の歩みの一部だ」と伝えた。


 王外交部長は27日に国連の一般討論演説で「中国の成果、直面している課題、中国の世界観を短くわかりやすい言葉で示した」と述べた。この演説は中国の発展の謎を解き、一国主義や保護主義などの「際立った脅威」に警告を出し、米国の現政権の経済政策を婉曲的に批判した。王外交部長は「5000年の文明、勤勉で勇敢な14億の人民、960万平方キロメートルの広大な土地を持つ中国という国は、いかなる脅迫にも屈しず、いかなる圧力によっても倒れることはない」と強調した。ドイツのテレビ局は28日、中国経済の繁栄と発展が続くにつれ、中国の外交がより自信を深めると伝えた。


 王外交部長の国連における演説は、国際社会から広く注目された。CNNはこれについて詳細に報じ、また国家主権、貿易戦争、INF条約、イラン核合意、パレスチナとイスラエルの衝突、朝鮮の核問題、アフガニスタン問題、気候変動といった演説の11の要点を列挙した。ロイター通信は「王氏は国連総会で、米国の対朝政策に焦点を絞った。朝鮮半島問題を解消する効果的な手段は、半島の比較化を実現しつつ半島の平和メカニズムを構築することだと表明した。また王氏は米国のINF条約離脱を批判し、中国はアジア太平洋における陸上配備型中距離ミサイルの配備に反対すると表明した」と伝えた。


 日本の朝日新聞は28日、「王氏の演説は各国の政治家とメディアに中国の態度を示した。各国の今後の経済・外交などの方針にとって、極めて重要な参考になる」と論じた。


 ワシントン・ポストは「70周年を祝うなか、中国政府が国連総会で中国のストーリーを語る」と題した記事の中で、「王氏は、経済成長は中国が成功を手にするための原動力であり、発展はすべての問題を解消するマスターキーであると指摘した。王氏の演説は、新中国成立70周年の立場を示す文書と見ることができる。王氏は中国を平和を守る者、独立・自主の原則及び多国間主義の提唱者として描写した。トランプ氏が就任後、米国ファーストを求め世界を不安に陥れるなか、中国の多国間主義の立場は他国への説得力を強めている」と伝えた。米Foreign Affairs誌は「米国は国連機関から脱退を続けており、権力の大きな真空が生まれている。中国は国連で守りから攻めに転じ、分担金を大幅に拡大し、国連に高官を送り込んでいる。米国は手をこまねいて、国連の陣地を中国に譲り渡すべきではない」と驚きを示した。


 ドイツのテレビ局は28日、「中国の外交部長は国連で『魅力の外交』を展開した。国連総会の一般討論演説の他に、王氏は中国・安保理アフリカ加盟国外相会談を主宰し、BRICS諸国外相会談などの活動に出席した。またイタリア、豪州、日本などの各国の外相と会談した。中国とキリバスが国連で署名した国交回復のコミュニケにも、大きな象徴的意義がある。中国経済の繁栄と発展が続くなか、中国の外交がさらに自信を深める」と報じた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月29日

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